現在のタイの国王は、ラーマ10世となるワチラロンコン国王(67)。
タイの国王は、王妃の他に側室の女性を持つことを認められていて、側室の中で5番目のシニーナート・ウォンワチラーパックさん(34)に「チャオクンプラ」の称号を国王の誕生日である2019年の7月28日与えられていた。
この「チャオクンプラ」の称号は、過去に1人でシニーナートさんで2人目で100年ぶりに「チャオクンプラ」の称号を得た女性となっていた。
タイの階級であるチャオクンプラの意味とは?
「チャオクンプラ」は、「国王の高貴な配偶者」を意味し王女出身以外の一般枠としては側室内最高峰の階級名となる。
この称号の授与は、側室制度があったラーマ6世(1881~1925年)時代以来だった。
シニーナートさんは、タイ王立陸軍看護学校を卒業し看護師をした後に側室へ。
国王とは長年の関係だったが自身より後に正式な王妃になったスティダー王妃(41)に嫉妬し、自身にも王妃と同様の地位を求めた。
ワチラロンコン国王の結婚は、これで4度目。
ソームサワリー(1977年 – 1991年)
スチャーリニー(1994年 – 1996年)
シーラット(2001年 – 2014年)
スティダー(2019年 – 現在)
シニーナートさんは、王妃のように振る舞って国王夫妻に反抗的な態度を取ったため国王が、国王への「不実」とシニーナートさん「野心」を理由に「チャオクンプラ」の称号を剥奪された。
タイの国王は、階級を授与・剥奪する権限を持っている。
称号からわずか3カ月で称号を剥奪されたシニーナートさんは、一般人に戻ると思われる。
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