渡航制限とは?中国や他の地域は?
渡航や滞在に際して安全上の問題ある国・地域を対象に、危険の度合いによって4つのカテゴリーが示されている。
「レベル1:十分注意してください。」
治安は全体的に安定しているが、スリや恐喝・強奪などの各種犯罪が多発した際に当たり特別な注意が必要な場合に発せられる。
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
レベル1と3の中間の社会・治安情勢であることから、不要不急の渡航を控えるように勧める場合に発される。
治安や政情が安定しておらず、武装勢力に外国人が狙われたり、内戦などの内乱に市民以外の外国人が巻き込まれる等で、渡航者の生命に危害が及ぶ可能性が高い場合に、渡航の延期を促す場合に発せられる。
「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」
治安当局が機能していない事から、武装勢力に外国人が狙われたり、内乱・武力衝突・戦争に巻き込まれる等で、邦人渡航者の生命に危害が及ぶ可能性が事例などから高い場合に発せられる。
感染症危険情報でも同じで、
レベル1:十分注意してください。
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
世界中で猛威を振るっている新型肺炎をうけて世界保健機関(WHO)は、人々の渡航制限を可能な限り短期間にすべきだと話している。
検査キットの用意が整い次第、WHOは渡航制限を解除すべきだと述べている。
なぜなら、渡航制限を行うと経済的損失を恐れる政府が、疫病の発生を隠蔽しようとするから。
以前のWHOの調査では、渡航の制限は感染拡大の防止にほとんど役立たないことが示されていた。
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