元日産自動車会長のカルロス・ゴーン(65)氏が保釈条件に違反してレバノンに逃亡した問題で、ゴーン氏が1月8日にレバノンの首都ベイルートで記者会見を計画していることが1月1日、現地の代理人の話で分かった。
ゴーン氏はレバノンに到着後に発表した声明で「裁判から逃れたのではない」と主張しており、逃亡した理由などを釈明するとみられている。
代理人によると、記者会見は現時点で1月8日の開催を予定し、時間などを調整しているとみられる。
ゴーン氏は12月31日の声明で「ようやくメディアと自由にやり取りできる身となり、来週から始めるつもりだ」とメディア発信に意欲を示していた。
ゴーン氏は逮捕されてからの19年6月に日本外国特派員協会(東京・千代田)で記者会見を予定していたが「家族の強い反対があり、会見は中止する」と会見を中止していた。
レバノン元法相らによると、レバノンの法律では自国民を外国に引き渡すことを禁じているとし、日本政府からの要請があった場合でも、ゴーン氏を日本に送還することは無理だと述べた。
国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配された場合でも、「空港や港、国境の検問所で名前が回覧されたところで、ICPOには強制的に何かを行う権限がない」と指摘している。
そのためレバノン元法相らは、「外国での罪で起訴するのはレバノンでは無理だ」と語った。
気になるカルロス・ゴーン氏の会見内容は?
2018年11月19日にゴーン氏が逮捕されて以来、記者会見しておらず、会見で何を語られるのかに非常に注目が集まる。
はたしてゴーン氏は何を会見で語るのか。
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