イベルメクチンとは?製薬会社はどこ?
イベルメクチン
「イベルメクチン」は、2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した大村智氏が日本の静岡県で採取した土壌から発見した、「放線菌」と呼ばれる新種の細菌で開発した寄生虫による感染症治療薬。
商品名はストロメクトール。
大村 智(おおむら さとし)は、1935年7月12日生まれの84歳。
日本の化学者(天然物化学)。
2015年ノーベル生理学・医学賞受賞。
微生物の生産する有用な天然有機化合物の探索研究を45年以上行い、これまでに480種を超える新規化合物を発見し、それらにより感染症などの予防・撲滅、創薬、生命現象の解明に貢献している。
イベルメクチンは、腸管糞線虫症の経口駆虫薬、疥癬(かいせん)、毛包虫症の治療薬でもある。
日本では、診療報酬適応疾患として、腸管糞線虫症、および疥癬(かいせん)がある。
糞線虫では2回、疥癬では1回服用できる。
イベルメクチンは、年間3億人の治療に使われる寄生虫による感染症治療薬で、オーストラリアなどですでに30年以上、使われています。
副作用として、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、肝機能障害、黄疸、血小板減少などが知られている。
製薬会社はどこ?
日本ではMSD社製造、マルホ社が販売している。
MSD社は、グローバルヘルスケアリーダーMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の一員として、日本の皆さまに医療用医薬品やワクチンをお届けし、革新的なヘルスケア・ソリューションを提供している。
世界140カ国以上で事業を展開するグローバルなネットワークを活かし、未だ満たされていない日本の医療ニーズに積極的に応えていきます。
日本本社
〒102-8667
東京都千代田区九段北一丁目13番12号 北の丸スクエア
マルホ株式会社
〒531-0071
オーストラリアの大学が、寄生虫感染症の治療薬「イベルメクチン」が新型の抑制に効果があったと発表した。
オーストラリア南東部メルボルンのモナッシュ大学生医学発見研究所のカイリー・ワーグスタフ博士は、最近1回量のイベルメクチンで新型の複製を48時間以内に死滅させるとの実験結果を発表していた。
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