前田操治社長の大学や経歴や顔は?【前田建設工業】

前田操治社長の大学や経歴は?

前田 操治(まえだ・そうじ)

福井県出身で昭和42(1967年)年12月6日生まれの52歳。

趣味は、空手とスキー。

92年早稲田大学人間科学部卒業、97年米カーネギーメロン大経営工学大学院修士課程修了、前田建設入社。

02年取締役兼常務執行役員経営管理本部長兼情報システムサービスカンパニー担当、03年海外事業統括、04年専務執行役員、10年エネルギー管掌、11年関西支店長、14年営業管掌。

経歴

1997年4月 当社入社
2000年4月 関東(現、東京建築)支店副支店長
2002年6月 取締役、常務執行役員
2003年4月 海外事業統括
2004年4月 建築本部副本部長(営業担当)
同 年6月 専務執行役員
同 年11月 建築本部長
2007年1月 TPMプロジェクトリーダー
2008年6月 TPM担当、建築事業本部営業推進担当
2009年4月 飯田橋再開発PJ担当
2010年1月 エネルギー管掌
2011年4月 関西支店長
2014年4月 営業管掌
2016年4月 代表取締役社長、執行役員社長、現在に至る

そして16年に4月1日に創業家出身として社長に昇格した。

社長時の会見では、

「次の3年はこの10年間の集大成。結果を出していかないといけない」

「品質と安全の管理を徹底し、コンプライアンスを厳守していく。10年先を見据え、軌道に乗り始めたコンセッション事業など脱請負の強化や生産性の向上、担い手確保に向けた労務環境の改善にも取り組みたい」

「海外事業は着実にリスクを管理し、人材を育成するとともに、新たなビジネスモデルも検討する。グローバル化も頼れる柱にしていきたい」

「2019年に創業100周年を迎える。この節目に結果を残すことができるよう、道筋を付けていくことが私に与えられた使命だ」

と語っていた。

さらに新中期経営計画の推進方針や課題への対応については、

「安全、品質、コンプライアンスを徹底していくことが重要で、それをベースに『利益率の向上』『CSV経営』『脱請負』を3本柱として進める。中でも重要になるのは利益率の向上。バブルのころのように人を増やすことは難しく、効率化には現在の体制で回転を上げる必要がある。そのためには業界全体の課題になっている生産性向上がキーワードになる」


「CSV経営は、事業を通じて社会の課題解決に直接貢献するという考えだ。建設業は社会を支えるインフラに関わっているという点でなじみやすい概念だと思う。利害関係者にはさまざまあるが、初年度は会社の基本となる社員にとって働きがいがあり、働きやすい環境の整備に取り組んでいきたい。脱請負では事業戦略室を本部に格上げし、PFIやPPP、コンセッション事業を収益の柱の一つに育てようと考えている。仙台空港コンセッション事業の受注実績を強みにできればと考えている」

「今後15年間で就業人口が1000万人減るといわれる中、人材確保・育成が最重要課題になる。これまで人事政策は業界横並びの部分があったが、人事戦略が差別化戦略のテーブルに上がってきている。現場の残業の削減、週休2日の確保へ具体的な目標を掲げて取り組んでいく。ただ現場の努力だけでは実現は難しく、会社としても発注者に対して適正工期への理解を求めていく」

と話していた。